Bidspirit auction | 【挿絵】リヒャルト・クネーテル(Richard Knötel, 1857-1914)「ロイテンの戦いにおけるツィーテン騎兵隊」 ドイツ、19世紀末〜20世紀初頭 技法・材質:


【挿絵】リヒャルト・クネーテル(Richard Knötel, 1857-1914)「ロイテンの戦いにおけるツィーテン騎兵隊」 ドイツ、19世紀末〜20世紀初頭 技法・材質: ブリストル紙、鉛筆、黒インク、ペン サイズ: 額装:28.3 x 34.4 cm / 窓枠:14.8 x 22 cm 保存状態: 非常に良好。マット・額装済み。 署名: 画面右下に「R. Knötel」の自筆署名。 印章: 支持体左下に「reynolds's bristolboard」の楕円形エンボス印(ブリストル紙メーカーの刻印)。 解説: 図版下部には、ドイツ語で印刷所向けの指示を含む「13 1/2 сm / Gruppe v. Zieten bei Leuthen(ロイテンの戦いにおけるツィーテン部隊)」という鉛筆書きの自筆注記があります。ハンス・ ヨアヒム・フォン・ツィーテン(1699–1786)は、七年戦争で活躍したプロイセン王国の高名な騎兵大 将です。本作の主題は、1757年12月5日に発生した七年戦争の決定的な戦いである「ロイテンの戦い」を 描いたものです。この戦いでは、フリードリヒ2世率いるプロイセン軍が、カール・アレクサンダー・フォン・ ロートリンゲン率いる圧倒的優勢なオーストリア軍を撃破しました。 構図、画面構成、および描写の技術的特徴から、本作は著者が手掛けた歴史出版物の挿絵原画として制作された ものと推測されます。 希少性と収蔵状況 リヒャルト・クネーテルの肉筆原画は極めて稀少です。ロシア国内の美術館収蔵品においても、その作品の多く はリトグラフ(石版画)の形態で収蔵されています。また、海外のオークション市場においても、クネーテルに よるオリジナルの素描が出品されることは稀です。 彼の作品は、主に以下の公的機関に収蔵されています: ベルリン絵画館 ベルリン芸術アカデミー ベルリン国立版画素描館および芸術図書館 ドレスデン絵画館 作家略歴:リヒャルト・クネーテル(Richard Knötel, 1857–1914) ドイツの戦争画師、挿絵画家、絵画教授。軍装学(ユニフォルモロジー)の創始者の一人と目されています。 ベルリン芸術アカデミーで学び、兵事および軍事史に関する書籍の挿絵において、躍動感あふれる才能豊かな画 家として頭角を現しました。彼の代表作である「ガルシア・エルナンデス」や「ライヘンバッハの戦いにおける フリードリヒ大王」はドイツ皇帝によって買い上げられました。存命中、彼はあらゆる国と時代の軍装に関する 欧州随一の権威と見なされていました。 研究活動の成果として、17世紀から20世紀初頭にかけての欧州各国の軍服を描いた膨大な数の図版を制作。 その集大成が、ドイツ諸邦の軍装を網羅した名著『軍装学ハンドブック(Handbuch der Uniformkunde)』です。 1900年からは月刊誌『軍装学(Uniformkunde)』の刊行を開始。そこに収録された膨大な版画 コレクションは、17世紀から20世紀初頭の欧州軍装史における基礎資料として高く評価されています。 また、友人の戦争画家カール・レヒリングとの共著で、ドイツ軍事史を題材とした児童書も多数執筆しました。 軍装図版のみならず、数多くの記念碑的な戦争画の大作も遺しています。 鑑定: I.E.グラバリ記念全ロシア美術修復科学センター鑑定官 ロシア連邦文化省文化財鑑定専門家 三級グラフィック作品修復師 セルゲーエワ D.V.